技術戦略論2016課題-2016-10-06(その1)

本日の授業では、価値規範(value)が、企業の活動プロセス(process)を規定していること、および、活動プロセス(process)が企業がどのような資源(resource)を持つのかを規定している、というクリステンセンの主張を紹介した。
[参考資料]
 
今回の授業では、パナソニックの創立者の松下幸之助の水道哲学などを例としながら、経営哲学や経営理念という形で企業における価値規範として、クリステンセン的な意味におけるvalueを特に取り上げた。
 
クリステンセン的な意味におけるvalueは、企業では経営哲学や経営理念という形で<価値規範>として問題となるが、製品の購入者である顧客では<価値意識>という形で問題となる。
 
本日の配布資料のクリステンセン『イノベーションのジレンマ』の図2.2(邦訳p.67)および図2.3(邦訳p.69)はそうした顧客における価値意識の問題を示している。>
 
ここで価値意識と呼んでいるのは、「顧客が自分にとって役に立つとか、有用だと意識しているのは何か?」、「顧客が何を重要な価値と考えているのか?」という価値的意識である。
 
問1 メインフレーム(大型計算機)を購入する顧客は、「どのようなvalue(価値意識)を持っているのか?」、「製品のどのような性能を自分にとって役に立つ、有用だと意識しているのか?」ということを、クリステンセン『イノベーションのジレンマ』の図2.3(邦訳p.69)との関係で論じなさい。
[参考資料]
「メインフレームは古いと言われるが、それは違う。IBMのメインフレームは来年で50周年を迎えるが、これまで投資を怠ったことはなく、たゆまぬ技術革新を続けてきた。その理由は、メインフレームが担う基幹システムに対して、高度な信頼性や可用性、拡張性を求める確固たる顧客ニーズがあったからだ」
 
問2 ノートPCを購入する顧客は、「どのようなvalue(価値意識)を持っているのか?」、「製品のどのような性能を自分にとって役に立つ、有用だと意識しているのか?」ということを、クリステンセン『イノベーションのジレンマ』の図2.3(邦訳p.69)との関係で論じなさい。
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