情報公共論 2016.04.19 – 04.26

[次回の授業内容]情報公共論2016.04.26
前回の授業で残された論点 —- 無主物(だれのものでもないもの)の維持・管理・更新・新規創造はどのようなメカニズムの下で実現するのか?
コモンズの悲劇問題
 
[参考サイト]
 
[今回の配布資料]
「ソフト特許は開発阻害—利用者の声で改良自在に」『日本経済新聞』2003年5月19日朝刊
佐伯啓思「所有」『平凡社 世界大百科事典 第1版』
柴田弘文「公共財(public goods)」『平凡社 世界大百科事典 第1版』
『平凡社 世界大百科事典 第2版』は、コトバンク経由で利用可能。ただし無料サービスのため、「公共財」のように簡単な解説しか読めない。
 
[今回の授業内容 — 前回の授業内容の復習を含む]
1.情報公共論の前提としての「公共」および「公共性」概念について
(1) 「公共」とはなにか?「公共性」とは何か?
  
  
(3) コモンズの悲劇、アンチコモンズの悲劇
  
(4) 公共の諸形態
public goodsに関する公共経済学的定義、public domain、creative commons、Open Source Software、Freeware、OpenOffice.org、青空文庫)

  
2.公共財
(1) 「所有」視点からの考察 — 国有、公有、私有、無主物/public domain
公海 vs 領海
著作権による著作物の私有財産化(知的財産としての著作権) vs 著作権保護期間の切れたpublic domainとしての著作物
Public DomainおよびOpen Contents系情報財
  1. Wikipaedia
  2. Open Library
  3. Open contents
  4. Internet Archive
  5. HathiTrust Digital Library,
  6. National Library of Australiaほか)
  7. 青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)
  8. プロジェクト杉田玄白(http://www.genpaku.org/)
  9. グーテンベルクプロジェクト(http://promo.net/pg/)
    グーテンベルク百科事典としての『ブリタニカ百科事典』第11版など
  10. creative commons(http://creativecommons.org/)
  11. VOANews(http://www.voanews.com/)
    VOANews(http://www.voanews.com/) の著作物は、public domainとされている。
    http://www.voanews.com/disclaim/の中のCopyright
    Statementの箇所に、"All text, audio and video material produced exclusively
    by the Voice of America is public domain." と書かれている。
  12. オンラインのフリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』 (http://ja.wikipedia.org/wiki/)
  13. The FreeDictionary.Com(http://encyclopedia.thefreedictionary.com/)
    これらは、GNU Free Documentation Licenseに基づく百科事典(公共財としてのネット百科事典)であり、英語版をはじめとした、様々な言語版の百科事典が現在作成中である。
    『ウィキペディア (Wikipedia) 』プロジェクトを統括しているのは、ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation Inc.)である。 ウィキメディア財団は、『ウィキペディア (Wikipedia)』以外にも多くのオンラインプロジェクト活動を行っている。
  

(2) 「利用」視点からの考察 — 独占的利用/排他的利用 vs 自由な利用/非排他的利用
(3) 「公共経済学」視点からの考察 — 財の非競合性と非-排除性
(4) 「特許」視点からの考察 — 特許による囲い込み vs 特許の共有的利用(patent commons)
 
3.情報公共論の前提としての「情報財」概念については、別な機会に論じる
  
[今回の授業内容をさらに深く理解するための議論および資料]
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