教養演習A 2013.05.01

[先週の授業内容の復習と補足]
1.「画素数」視点から見た製品イノベーション

技術的性能としては、画素数が大きいほうが性能がより高い。

ex.1 ケータイ
ケータイ内蔵のカメラは、「30万画素のカメラ」から「200万画素のカメラ」、「500万画素のカメラ」、「1000万画素のカメラ」というように技術進歩している。

ex.2 映像メディア
映画などの録画媒体としては、「約30万画素のVHSテープ、8ミリビデオ、DVD」から、「約200万画素のブルーレイディスク」というように技術進歩している。

ex.3 テレビ受像機
テレビは、「約30万画素の旧型テレビ」から、「約100万画素のハイビジョンテレビ」、そして現在主流の「約200万画素のフルハイビジョンテレビ」というように技術進歩している。最近は「約800万画素の4Kテレビ」が次世代テレビとして話題になっている。

名称 総画素数
標準画質テレビ
(SD:Standard Definition)
640ドット 480ドット 約30万画素
ハイビジョンテレビ
(HD:High Definition)
1,366ドット 768ドット 約100万画素
フルハイビジョンテレビ
(Full HD)
1,920ドット 1,080ドット 約200万画素
ex.4 テレビ放送
テレビ放送は、「約30万画素の地上波アナログ放送」から、「約150万画素の地上波デジタル放送」、そして現在主流の「約200万画素のフルハイビジョンテレビ」というように技術進歩している。最近は「約800万画素の4Kテレビ」が次世代テレビ受像機として話題になっているが、そうした「ハードウェアとしてのTV」に関する技術革新に対応して、NHK放送技術研究所では4K放送や8K放送の研究が進んでいる。

名称 総画素数
地上波アナログ放送 640ドット 480ドット 約30万画素
地上波デジタル放送 1,440ドット 1,080ドット 約150万画素
フルハイビジョン放送
(2K放送)
1,920ドット 1,080ドット 約200万画素
4K放送 3,840ドット 2,160ドット 約800万画素
8K放送 7,680ドット 4,320ドット 約3,200万画素

NHK放送技術研究所「スーパーハイビジョンの方式」研究内容紹介>次世代放送メディア
www.nhk.or.jp/strl/vision1/r1-1-1.htm

2.「色数」視点から見た製品イノベーション

24ビット=1677万色表示の意味
光の三原色R,G,Bそれぞれの色に関する明るさを256段階で指定する方式が一般的 — R,G,Bそれぞれに1byte(8bits)の情報量
PSPとDSの「カタログ性能」と「実感性能(実性能)」の違い

プログラム上は指定できるが、実際にユーザーがそれをきちんと認識できるかどうかは、ユーザーの識別能力およびディスプレイの性能によって規定されている。
 なお下記で示したように赤の明るさを「プログラム」上で256段階で指定することはできるが、ディスプレイの性能やユーザーの識別能力との関係では下記の図1で示したように隣の色とかなり明るさが違うものであればなんとか認識できるが、図2のように256段階の明るさの変化の識別はディスプレイ性能や人間の識別能力の問題のためほとんど識別困難である。
なお#1F000(27,0,0)は黒色[#00000(0,0,0)]に見えるかもしれないが、拡大した色見本の図3に示したように実際には異なっている。

色見本 図1
左から順にR,G,Bが#FF0000(255,0,0)、#DF000(223,0,0)、#BF000(191,0,0)、#9F000(159,0,0)、#7F000(123,0,0)、#5F000(91,0,0)、#3F000(59,0,0)、#1F000(27,0,0)というように順に暗い赤色が指定してある。
色見本 図2
色指定 色見本 色指定 色見本
R255,G0,B0 #FF0000 R239,G0,B0 #EF0000
R254,G0,B0 #FE0000 R238,G0,B0 #EE0000
R253,G0,B0 #FD0000 R237,G0,B0 #ED0000
R252,G0,B0 #FC0000 R236,G0,B0 #EC0000
R251,G0,B0 #FB0000 R235,G0,B0 #EB0000
R250,G0,B0 #FA0000 R234,G0,B0 #EA0000
R249,G0,B0 #F90000 R233,G0,B0 #E90000
R248,G0,B0 #F80000 R232,G0,B0 #E80000
R247,G0,B0 #F70000 R231,G0,B0 #E70000
R246,G0,B0 #F60000 R230,G0,B0 #E60000
R245,G0,B0 #F50000 R229,G0,B0 #E50000
R244,G0,B0 #F40000 R228,G0,B0 #E40000
R243,G0,B0 #F30000 R227,G0,B0 #E30000
R242,G0,B0 #F20000 R226,G0,B0 #E20000
R241,G0,B0 #F10000 R225,G0,B0 #E10000
R240,G0,B0 #F00000 R224,G0,B0 #E00000
色見本 図3
左から順にR,G,Bが#1F000(27,0,0)、#1F000(00,0,0)と指定してある。
3.「情報の非対称性」問題

「情報の非対称性」を利用する企業

「情報の非対称性」を解消することでイノベーションの普及に成功した企業

「情報の非対称性」に悩む企業
「情報の非対称性」にうまく対応できなかったため、イノベーションの普及に失敗した企業

4.「ソースコード」「オブジェクトコード」問題

ソースコード(人間が読み書きできる形式のプログラム・ソフトウェア)
オブジェクトコード(コンピュータが読み書きできる形式のプログラム・ソフトウェア)
なぜ、ソースコードをオープンにしないソフトウェアをマイクロソフトは販売しているのか?

[本日の授業内容]
1.ゼミ生による発表とそれに関する質疑応答、教員によるコメント

  1. HORI Yoshihiro–出席
  2. SANDA Kentarou—電子書籍に関するレポート発表
  3. YAMASHITA Kazutaka—「なぜ最近の日本では画期的な製品イノベーションが少ないのか?」に関する発表

    <紙媒体の書籍の場合>
    1. 著者
    2. 印刷会社
    3. 出版社(編集・在庫管理)
    <運送業者>
    4. 取次
    <運送業者>
    5. 書店
    6. ユーザー

    <現在主流の電子書籍の場合>
    1. 著者
    2. 出版社(編集・在庫管理)
    3. WEBサイト(amazon.co.jp、楽天)
    4. ユーザー

[本日の授業中に参照したサイト]

野村総合研究所「ステークホルダー」『経営用語の基礎知識』
http://www.nri.co.jp/opinion/r_report/m_word/stake_holder.html

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