情報公共論 2015.04.28

[前回の授業内容]情報公共論2015.04.21
[次回の授業内容]情報公共論2015.05.12
  
スマホの製造メーカーが「無料」で利用できるGoogleのAndroid OS
Freeriderの排除可能性(excludability)に関する複数の視点からの議論 — 法的議論(法的権利)、経済的議論(経済的合理性)、技術的議論(技術的可能性)
  
  
消費における競合性(rivalry, rivalrousness)に関する複数の視点からの議論 — Freeriderの排除の社会的妥当性
  
  
私的財の必要性・有用性を示す「コモンズの悲劇」 vs 共有財の必要性の必要性・有用性を示す「アンチコモンズの悲劇」
  
  

公共財の公共経済学的定義 — 「消費における非-競合性(non-rivalrous)」と「フリーライダーの非-排除性(non-excludable)」という二つの特性を持つ財としての公共財
(1)公共財の公共経済学的定義
 三省堂『大辞林』では、「公共」という用語は「おおやけのものとして共有すること」として定義されている。また岩波書店『広辞苑』第4版では、「公共財」という用語は「その便益を多くの個人が同時に享受でき、しかも対価の支払者だけに限定できないような財貨・サービス」として定義されている。公共財に関する後者の『広辞苑』第4版の定義は、公共財に関する公共経済学的定義に基づくものである。
公共財(public goods)は、公共経済学においては、「消費における非競合性」と「フリーライダーの排除不能性」という二つの特性との関連で定義されている。

料金を支払わずに
利用しようとする
フリーライダーを排除可能
(excludable)
料金を支払わずに
利用しようとする
フリーライダーを排除困難
(non-excludable)
多数の人々による
同時利用が困難
(rivalrous)
私的財
(private goods)
Common goods
多数の人々による
同時利用が可能
(non-rivalrous)
Club goods 公共財
(public goods)

[関連復習事項]
公共財(public goods)と情報財(information goods)の共通集合としての公共的情報財(public information goods)
公共財(public goods)の定義と情報財(information goods)の定義および特性の両方を理解することが必要
 

情報財(information goods)の定義および特性

情報財を構成する2種類の財・・・「コンテンツ」系情報財と「プログラム」系情報財
情報財の特有性としての、「限界費用の低さ」と「私的占有の困難性」
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