技術戦略論2014.09.26

今週の授業内容 — 授業ガイダンス — 今期の授業予定内容
1.技術戦略を理解するための前提的知識・前提的視点
(1)なぜ技術と経営なのか? --- 技術(Technlogoy)視点と経営(Busiess)視点の区別と連関
(2)なぜ歴史的事例を取り上げるのか? --- before(過去)とafter(未来)を通じてのNeuerung理解、共時的視点と通時的視点の総合としてのNeuerungプロセス理解
 イノベーションは何かを変える革新(Neuerung)行為としてbeforeとafterの両方を論じること、そしてどのような環境のもとで、どのようなプロセスでbefore(過去)からafter(未来)が生み出されたのかを論じることが必要不可欠である。
そしてそうしたプロセスを技術的視点から理解することを通じて、イノベーションに対してどのようにイノベーティブに積極的に対応するかを論じるのが技術戦略論である。
1) 技術- 技術システム- 製品 - 製品システム
2) モノとコトが織りなす複合的階層システム
3) 技術的仕組み vs 社会的仕組み
 
2.技術戦略を理解するための基本的理論
(1)先駆者(firsrt-mover)/後発者(follower)の区別基準の多様性
基準1 — 市場参入時期を基準とする先駆者 vs 後発者
基準2 — 技術開発時期を基準とする先駆者 vs 後発者
[技術的先駆者/技術的後発者に関する表象(1) —- 発明者 vs 模倣者]
 
 
(2)leader(リーダー、先導者)/follower(後発者、追随者、模倣者)の区別基準の多様性
基準1 — 市場シェアを基準とするleader vs follower
基準2 — 技術力および技術開発力を基準とするleader vs follower
[技術的先駆者/技術的後発者に関する表象(2) — 技術的 leadership 戦略 vs 技術的 followership 戦略]
 
 
(3)クリステンセンの Value Network 論
 
 
(4)藤本隆宏の「製品アーキテクチャ/工程アーキテクチャ/ビジネス・アーキテクチャ」論 — 設計論的視点からのイノベーション把握
 
A.「形相」論的視点からの議論
ただし「質料」論的視点からの議論も重要、しかも古代的・アリストテレス的な単なる受動的な「質料」論ではなく、現代的な能動的な「物質」論的視点からの議論が必要
「設計」とは相対的に自立したものとしての「物質」・・・「設計」通りには機能しない。「消費」者は自らのNecessity/Usefulnessを全面的に認識・理解しているわけではない。
非統合的存在・分裂した存在としての「消費者」
 
 
B.「迂回」生産論、道具=技術の多重的媒介性の理解の必要性
「道具(技術)を使って、能動的にモノを生産する動物」から「道具(技術)を使って能動的に創造された新たな道具(技術)を使って、てモノを生産する動物」への飛躍(道具を使う動物 vs 道具を創る動物)
 
3.技術戦略に関わるケーススタディ(予定事例)
  1. 家庭用ゲーム専用機関連企業(任天堂・セガ・ソニーなど)の技術戦略
  2. PC関連(インテル・マイクロソフト・アップル・IBM・NEC・富士通など)の技術戦略
  3. 情報通信関連企業(NTT・ソフトバンクなど)の技術戦略
  4. 総合家電メーカー(ソニー・パナソニックなど)の技術戦略
 
[次週の授業内容]
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