情報公共論2014.06.03

[前回の授業内容]情報公共論 2014.05.27
[次回の授業内容]情報公共論 2014.06.10
 
[配布資料]
  1. 中村通子(2014)「(ニュースがわかる!)問題になっている論文の不正ってなに?」朝日新聞digital, 2014年3月15日05時00分
    http://www.asahi.com/articles/DA3S11030103.html

  2. 朝日新聞(2013)「コピペ・捏造、論文にあらず 各大学、不正防止策に本腰」朝日新聞digital、2013年12月20日05時00分
    http://digital.asahi.com/articles/DA2S10889325.html

  3. 丹治吉順(2014)「転載バトル続くネットの中 引用はこうやれ!」朝日新聞dgital, 2014年4月18日18時53分
    http://digital.asahi.com/articles/ASG4J71NSG4JUEHF01G.html

  4. 朝日新聞(2014)「盗作の考現学 蔓延するパクリツイート・コピペ論文… 「評価されたい」手軽に実現」『朝日新聞』2014年5月6日朝刊
    http://www.asahi.com/articles/ASG521PCHG52UCVL001.html

  5. 東京国立博物館(2005)「模写・模造と日本美術―うつす・まなぶ・つたえる―」東京国立博物館2005年7月20日プレスリリースの抜粋
    http://www.tnm.go.jp/jp/misc/press/docs/20050720mosha_release.pdf

  6. 東京藝術大学 美術学部・美術研究科 絵画科日本画専攻のカリキュラム
    http://www.geidai.ac.jp/art/painting.html

  7. 「長谷川潔:模写から創造へ」横浜美術館コレクション展 第2期 2007年7月11日-12月9日
    http://www.yaf.or.jp/yma/exhibition/2007/collection/2/exhibition5.html

  8. 藤倉健雄(2005)「パントマイムにおける模写的表現・・・イメージの再構築について」『バイオメカニズム学会誌』Vol. 29, No. 3, pp.133-138からの抜粋
    http://www.jstage.jst.go.jp/article/sobim/29/3/133/_pdf/-char/ja/

  9. 模写から創造への一例としての似顔絵 — 山藤章二(2005)『カラー版 似顔絵』岩波新書ほか
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4004306752/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
    http://www2.odn.ne.jp/room551/sanma.html
    http://nigaoe.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/05/21/008.jpg

[今週の授業内容]
(1)「著作者の権利」vs「公共の利益」— 私的著作物の「private」性 vs 「public」性
「著作者の権利」という視点からは著作物の無断利用は許されるべきではないが、「公共の利益」という視点からは著作物の無断利用を一定の条件の下で許すべきである。
① 「私的使用」,「付随対象著作物の利用」等
 ア 私的使用のためのコピー(複製)(第30条)
 イ 付随対象著作物としてのコピー(複製)・翻案(第30条の2第1項)
 ウ 付随対象著作物の利用(第30条の2第2項)
 エ 検討の過程における利用(第30条の3)
 オ 技術の開発又は実用化のための試験の用に供するための利用(第30条の4)
② 「教育」関係
 ア 「教育機関」でのコピー(複製)(第35条第1項)
 イ 「教育機関」での公衆送信(第35条第2項)
 ウ 「検定教科書」等への掲載(第33 条)
 エ 「拡大教科書」や「デジタル録音図書」等の作成のためのコピー(複製)(第33条の2)
 オ 「学校教育番組」の放送やそのためのコピー(複製)(第34条)
 カ 「試験問題」としてのコピー(複製)(第36条)
 キ 「試験問題」としての公衆送信(第36条)
③「図書館」関係
 ア 「図書館」等でのコピー(複製)(第31条第1項)
 イ 国立国会図書館の所蔵資料の電子化(第31条第2項)
 ウ 国立国会図書館からの図書館資料のインターネット送信(第31条第3項前段)
 エ 国立国会図書館からインターネット送信された図書館資料のコピー(複製)(第31条第3項後段)
 オ 国立国会図書館によるインターネット資料やオンライン資料の収集のためのコピー(複製)(第42条の4第1項)
 カ 国立国会図書館へのインターネット資料やオンライン資料の提供のためのコピー(複製)(第42条の4第2項)
④ 「福祉」関係
 ア 「点訳」のためのコピー(複製)(第37条第1項)
 イ 「点訳データ」の蓄積・送信(第37条第2項)
 ウ 視覚障害者等向けの「録音図書」等の製作(第37条第3項)
 エ 聴覚障害者等向けの「字幕」の作成等(第37条の2第1号)
 オ 聴覚障害者等向け貸出し用の「字幕入り映像」等の作成(第37条の2第2号)
⑤ 「報道」関係等
 ア 「時事の事件」の報道のための利用(第41条)
 イ 「国等の機関での公開演説」等の報道のための利用(第40条第2項)
 ウ 「情報公開法」等に基づく「開示」等のための利用(第42条の2)
 エ 「公文書管理法」等に基づく保存のための利用(第42条の3第1項)
 オ 「公文書管理法」等に基づく利用のための利用(第42条の3第2項)
⑥ 「立法」「司法」「行政」関係
 ア 「立法」「司法」「行政」のための内部資料としてのコピー(複製)(第42条第1項)
 イ「特許審査」,「薬事に関する事項」などの行政手続のためのコピー(複製)(第42条第2項)
⑦ 「非営利・無料」の場合の「上演」「演奏」「上映」「口述」「貸与」等関係
 ア 「非営利・無料」の場合の「上演」「演奏」「上映」「口述」(第38条第1項)
 イ 「非営利・無料」の場合の「本などの貸与」(第38条第4項)
 ウ 「非営利・無料」の場合の「ビデオなどの貸与」(第38条第5項)
 エ 「非営利・無料」の場合の「放送番組等の伝達」(第38条第3項)
 オ 「非営利・無料」の場合の「放送番組の有線放送」(第38条第2項)
⑧ 「引用」「転載」関係
 ア 「引用」(第32条第1項)
 イ 「行政の広報資料」等の転載(第32条第2項)
 ウ 「新聞の論説」等の転載(第39条)
 エ 「政治上の演説」「裁判での陳述」の利用(第40条第1項)
⑨ 「美術品」「写真」「建築」関係
 ア 「美術品」等のオリジナルの所有者による「展示」(第45条)
 イ 屋外設置の「美術品」「建築物」の利用(第46条)
 ウ 美術展の「小冊子」の製作(第47条)
 エ インターネット販売等での美術品等の画像掲載(第47条の2)
⑩ 「コンピュータ・ネットワーク」関係
 ア プログラムの所有者によるコピー(複製)など(第47条の3)
 イ 機器の「保守」・「修理」・「交換」の際の一時的なコピー(複製)(第47条の4)
 ウ 「ネットワークの送信障害の防止」等のためのコピー(複製)(第47条の5)
 エ 「情報検索サービス」の実施のためのコピー(複製)など(第47条の6)
 オ 「情報解析」のためのコピー(複製)など(第47条の7)
 カ コンピュータ等を用いた著作物の利用に伴うコピー(複製)(第47条の8)
 キ 情報通信技術を利用した情報提供の準備に必要な情報処理のためのコピー(複製)(第47条の9)
⑪ 「放送局」「有線放送局」関係
「放送局」や「有線放送局」の一時的なコピー(録音・録画)(第44条)
 
(2)「コピペ」vs「創造」—- 新たな創造を生み出すためのコピペ(From Copy to Creation)
事例1)手塚治虫の「ジャングル大帝」(漫画連載開始1950, TVアニメ1965) vs ディズニーの「ライオンキング」(アニメ映画1994)
事例2) 日本のガイナックスのTVアニメ「ふしぎの海のナディア」(1990) vs ディズニーのアニメ映画「アトランティス 失われた帝国」(2001)
[さらに進んで調べるための参考資料・データ]
[次週の授業内容]

情報公共論 2014.06.10

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