技術戦略論2013.12.20

[前回の授業内容]技術戦略論2013.12.13
[次回の授業内容]技術戦略論2013.1.10

[授業配付資料]
2.歌代豊(2003)「アーキテクチャ創造企業の可能性:スタンダード競争からアーキテクチャ競争へ」『NEXTING』4(10) pp.8-13
3.「2012年度後期 技術戦略論 試験問題」

[授業ポイント]
1.多機能化=汎用化による新しい製品セグメントの歴史的形成
ex.1 携帯電話からスマホへの製品イノベーション — 「通話専用」機から「汎用的情報処理」機への製品イノベーション
カメラモジュールによるカメラ機能の搭載
赤外線通信モジュールによる赤外線通信機能の搭載
FeliCaモジュールによるおサイフケータイ機能の搭載
フルセグモジュールによるフルセグTV放送の受信機能・録画機能の搭載

2.Prodct-Module-Parts-Material視点からの製品イノベーション理解
Material(素材)に関するイノベーションによる製品イノベーション
Moduleに関するイノベーションによる製品イノベーション

1.中核的モジュールを内製化して模倣困難性を高めることで、他社に対する差異化によって競争優位を確保する戦略
2.中核的モジュールを外部調達して「規模の経済」効果・「範囲の経済」効果の利用によって、低コスト化で競争優位を確保する戦略

3.営業利益率と研究開発費 —- Prodctを構成する主要Moduleに知的財産権取得の経営的意味

表1>日本における産業分野別の売上高に対する研究開発費および営業利益の割合比較(2007年度から2011年度にかけての5カ年度平均)
rd-profit1

表2>情報通信機械器具製造業における日米の代表的企業における売上高に対する研究開発費および営業利益の割合比較
rd-profit2

4.インテグラル化 vs モジュラー化、クローズド化 vs オープン化
(1) インテグラル(Integral)化 [「統合」化、「擦り合わせ」化] vs モジュラー(Modular)化[「組み合わせ」化]

(2) クローズド化 vs オープン化

(3) モジュラー(Modular)化とモジュール(Module)化の区別が重要

モジュール(module)の理念型としては、モジュラーなモジュール(Modular Module)とインテグラルなモジュール(Integral Module)の2種類がある。なお両タイプはあくまでも理念型であり、現実の製品はモジュラー度(あるいはインテグラル度)の違いによるスペクトルの中のどこかに位置づけられる。

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