技術戦略論2013.10.18

[先週の授業内容]技術戦略論2013.10.11

[来週の授業内容]技術戦略論2013.10.25

[今週の授業内容]
1.「Product Technology/Production Technology」という技術の種別と、差異化戦略/コストリーダーシップ戦略との連関
ex.1 家庭用据置型ゲーム専用機の「価格」・「品質」に関わる競争優位と、「機能」「性能」に関わる競争優位
ex.2 自動車の「価格」・「品質」に関わる競争優位と、「機能」「性能」に関わる競争優位

2.固定費(fixed cost)としての研究開発費
製品の1単位当たりの製造コスト (研究開発・製品開発・製品製造
に関わる総費用)÷総製造台数
(固定費+変動費)÷総製造台数
固定費÷総製造台数+変動費÷総製造台数
平均可変費用(変動費÷総製造台数)の最小値が限界費用である。
単純化のために、平均可変費用(変動費÷総製造台数)が一定であるとすれば、平均可変費用=変動費÷総製造台数=限界費用と置き換えることができる。
 その場合には下記のような式が成立する。

製品の1単位当たりの製造コスト = 固定費÷総製造台数+限界費用

総製造台数が大きければ大きいほど、平均固定費用=固定費÷総製造台数はゼロに近づく。製品イノベーションや工程イノベーションを実現するための研究開発費は固定費の代表的なものである。

3.自動車の自動運転というイノベーション — 諸技術に関するイノベーションの協働によって可能となる社会的イノベーション
「工学」技術的には自動運転は可能であるけれども、現時点における「社会システム」技術的には自動運転は実現困難である。
 自動車の自動運転の実現には、電車の自動運転とは異なり、社会慣習、社会的規範、保険制度、法制度に関するイノベーションが必要となる。

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